食品表示法対応。管理栄養士による「カロリー計算・栄養価計算センター」

コンビニで買える防災食～昼食例～

コンビニで買える防災食～昼食例～

昼食メニュー
・ライ麦パン4個入り1袋（食べる量は２個で、２個で計算）
・おさかなソーセージ3本入り1袋（食べる量、栄養計算とも1本分）
・燻製チーズ35ｇ入り1袋（食べる量、栄養計算とも20ｇ）
・素焼きアーモンド80ｇ入り（食べる量、栄養計算とも20ｇ15粒程度）
・カシューナッツ86ｇ入り（食べる量、栄養計算とも20ｇ20粒程度）

昼食合計栄養価
エネルギー：584kcal
たんぱく質：27ｇ
ビタミンB1：0.4mg
ビタミンB2：0.3mg　
ビタミンC：0.0mg

コンビニで買える防災食朝～夕食例～

コンビニで買える防災食～夕食例～

夕食メニュー
・玄米ごはん1パック全量
・寒さばみそ煮（食べる量、栄養計算とも100ｇ1/2缶）
・焼さけ瓶詰（食べる量、栄養計算とも10ｇスプーン１杯程度）
・焼きのり（食べる量、栄養計算とも18ｇ6枚）
・そのまんまレモン25ｇ1袋全量

夕食合計栄養価
エネルギー：635kcal
たんぱく質：31ｇ
ビタミンB1：0.4mg
ビタミンB2：0.8mg　
ビタミンC：138mg

<コンビニ防災食１日合計>
エネルギー：2017kcal
たんぱく質：80ｇ
ビタミンB1：1.4mg
ビタミンB2：1.2mg　
ビタミンC：150mg

<避難所における食事提供の目標とする栄養の参照量>
（１歳以上、一人一日当たり）
エネルギー：2000kcal
たんぱく質：55ｇ
ビタミンB1：1.1mg
ビタミンB2：1.2mg　
ビタミンC：100mg

コンビニ防災食でも、避難所における食事提供の目標とする
栄養参照量には届きましたが、
水や熱源のない急性期（災害が起こってから～1週間の呼び名）
を想定した今回のメニューだとエネルギーとたんぱく質量が多く、
主に包装された食物になってしまいがちです。

高齢者や乳幼児、慢性疾患をもっている方（慢性腎臓病等）などは、
摂取量が多すぎたり、
ふさわしくない場合もありますので、ご注意下さい。

この計算を行ってみて、汁物や副菜（野菜、果物など）が摂れないと、
ビタミン類の摂取が難しく、栄養バランスがとりにくいと感じました。

災害時や防災食を通じて、食生活の見直しや、栄養バランスについてなど
一考してみてはいかがでしょうか。

次回は、実際市販されているレスキューフード（防災食）と
今回のコンビ二防災食の試食を行い、
おいしさや食べやすさなどを比べてみたいと思います。
お楽しみに☆