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2016年10月26日 NEW

【コラム】ピーマンの肉詰めの中身について♪

ピーマン肉詰め、焼く前の状態

ピーマンの肉詰めは合びき肉?

この所、野菜が高いですね;;特に葉物野菜・・・
ただ、ピーマンは比較的安定しているような。
そこで、今回は、ピーマンの肉詰めを作ってみました。
美味しく出来ましたが、ふと疑問。
合びき肉ってなに肉?

肉の種類(牛、豚、鶏)を変えたら、
カロリーや脂質、ビタミン、ミネラルなど栄養価は変わるかも?!

ちなみに、合びき肉とは、合挽した肉。
牛肉と豚肉を合わせて、
ミンチにしたひき肉を言います。
一般的なスーパーで売られている
合びき肉の牛:豚肉の割合は、お店などにもよりますが、
だいたい6:4くらいのところが多いようです。

ひき肉

ひき肉種類別栄養価比較!!

鶏ひき肉(100g当たり)
(ちなみに、ピーマンの肉詰め1人分に使うひき肉は100g程度、一人分4~5個くらいです。個人差大きいですが。)
エネルギー:186kcal
たんぱく質:17.5g
脂質:12.0g
炭水化物:0.0g 
食塩相当量:0.1g
鉄:0.8mg
亜鉛:1.1mg
ビタミンB1:0.09mg
ビタミンB2:0.17mg
ビタミンB6:0.52mg
ビタミンC:1mg



豚ひき肉(100g当たり)
エネルギー:236kcal
たんぱく質:17.7g
脂質:17.2g
炭水化物:0.1g 
食塩相当量:0.1g
鉄:1.0mg
亜鉛:2.8mg
ビタミンB1:0.69mg
ビタミンB2:0.22mg
ビタミンB6:0.36mg
ビタミンC:1mg

牛ひき肉(100g当たり)
エネルギー:272kcal
たんぱく質:17.1g
脂質:21.1g
炭水化物:0.3g 
食塩相当量:0.2g
鉄:2.4mg
亜鉛:5.2mg
ビタミンB1:0.08mg
ビタミンB2:0.19mg
ビタミンB6:0.25mg
ビタミンC:1mg

栄養計算出典元
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より

ピーマン肉詰め盛り付け例

お肉の部位での栄養素の違いについて

以上のような結果(差)が出ました。
なかなか興味深い結果です。

エネルギーは、鶏<豚<牛の順番
たんぱく質は大きく変わらず
脂質もエネルギーと同じく、鶏<豚<牛の順番
炭水化物は、鶏は0、豚<牛。
鉄の含有量は、鶏<豚<牛の順番(牛は鶏の3倍もありました!)
亜鉛含有量は、鶏<豚<牛の順番
(豚は鶏の約2倍、牛は鶏の約5倍もありました!)
ビタミンB1はダントツ豚が№1、鶏と牛はほぼ同じです。
ビタミンB2はどれもあまり変わらず、
ビタミンB6は、鶏>豚>牛と鶏が一番多かったです。
ビタミンCと食塩含有量はさほど変わらずでした。



だから、スーパーでひき肉や肉などを選ぶときには、
ヘルシーにしたいとき、夜ご飯などには、
鶏肉を使ったもの(エネルギー、脂質が低い)

貧血が気になる方、最近風邪をひきやすいなあなど
気にされている方は、牛肉を使ったもの(鉄と亜鉛の含有量が多い)

最近疲れやすい・・・甘いものを多く食べる方などは、豚肉を使う
(ビタミンB1が多い)など使い分けが出来そうです!

お店のメニューやお弁当でも、栄養計算がされていて、
かつ栄養価の違いがわかったり、その働きが分かれば、
用途別、目的別での提案や、他店との差別化が出来るかもしれません。
ご相談下さい。

当カロリー計算・栄養価計算センターでは、(㈱Food Smile運営)
管理栄養士が、最新の食品成分表に基づき、栄養価計算を行います。